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礼拝メッセージ 2020年3月1日

2020年3月1
聖書:マルコによる福音書14章1〜11節

説教題
「葬りの準備」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


今日の場面には、一人の女性が、純粋で非常に高価なナルドの香油の入った石膏の壷を壊して、香油を主イエスに注ぎかけたと伝えられています(3節)。ここには香油について詳しく書かれているため、著者マルコはこの場面に居合わせたと考えられています。香油について詳しく記されていることに対して、主イエスに香油を注ぎかけた女性の名前は書かれておりません。マルコ福音書は主イエスが十字架に架けられてから30数年後に書かれたため、福音書の著者マルコも教会の人々もこの女性を知っていたと言われています。また女性が主イエスに香油を注いだことは、主の十字架と葬りに備える意味がありました(8節)。このため著者マルコは、全ての人々がこの女性にならって献身の志を主イエスに捧げることを祈り願って、あえて名前を記さなかったと考えられています。このような背景は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら私たちも、主イエスに献身の思いを捧げつつ教会生活を歩み続けることが大切であるからです。この意味を心に留めて、教会としても一人の信仰者としても、主イエスの十字架による救いの御業を伝える器とされるように祈り合いながら、受難節の第一週へ遣わされてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:47
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礼拝メッセージ 2020年2月23日

2020年2月23
聖書:使徒言行録28章11〜30節

説教題
「歴史書と黙示録」〜新約聖書の成立〜

渡辺善忠牧師(要旨)
 


「わたしたち」という御言葉には、使徒言行録の著者ルカがパウロと一緒に行動していたことが示されています(11〜16節)。使徒言行録には「わたしたち」という言葉が使われていない場面もあるため、著者ルカは、パウロと共に歩んでいた時の記録に加えて、別の資料も用いて初代教会の歩みを語り伝えたと考えられています。また使徒言行録の締め括りの場面には、挨拶や祝福などの結びの言葉が書かれていないため、著者ルカは、初代教会の歩みが後の教会へ続くことを祈り願って、書物を閉じる言葉を記さなかったと考えられています(30〜31節)。この意味を受け継ぎ、ヨハネの黙示録には、二世代目から三世代目の教会が迫害の中で信仰を守り通したと伝えられています。使徒言行録とヨハネの黙示録にこのような背景があることは、私たちにも大切な意味があります。なぜなら「わたしたち」という御言葉には、私たちもパウロと共に歩んでいることが示されており、初代教会の歩みは二千年の時を経て私たちに受け継がれているからです。この意味を心に留めて、教会としても一人の信仰者としても伝道の働きを担うと共に、様々な困難に直面している時にこそ、信仰の歴史を受け継ぎ、伝える者とされるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:43
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礼拝メッセージ 2020年2月16日

2020年2月16
聖書:マルコによる福音書1章1〜15節

説教題
「四つの福音書」〜新約聖書の成立◆

渡辺善忠牧師(要旨)
 


「福音書」(=良い知らせを伝える書物)という言葉が使われたのは、聖書以外の書物を含めて、マルコ福音書が最初であったと考えられています。著者マルコは、父なる神が御子イエスを遣わし、御子の十字架と復活によって全ての人々を救いへ招いて下さった御業を「良い知らせ」として伝えるために「福音書」という言葉を用いました。「福音書」という言葉に御子イエスの十字架と復活による救いが示されていることは、マルコ福音書全体の構成にも示されています。なぜならマルコ福音書16章のうち約三分の一の11章から16章は、御子イエスの十字架と復活の場面であるからです。このような背景は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら新約聖書の四つの福音書には、御子イエスが十字架へ向かわれたお姿と復活によって永遠の命を与えて下さった御業が伝えられているからです。この意味を心に留めて、福音書の御言葉によって、御子イエスの十字架と復活の御業を「良い知らせ」として信じる者とされるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:25
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礼拝メッセージ 2020年2月9日

2020年2月9
聖書:テサロニケの信徒への手紙一1章1〜10節

説教題
「使徒たちの手紙」〜新約聖書の成立 

渡辺善忠牧師(要旨)
 


新約聖書は使徒たちの手紙、四つの福音書、使徒言行録、黙示録の順番で書かれました。新約聖書27巻のうち、使徒たちが書いた手紙は21巻です。使徒たちは教会や伝道者を励ますためにこれらの手紙を書き送りました。今日の御言葉には、テサロニケの教会の人々が確かな信仰に立ち続けていることを神に感謝すると共に、教会の人々を励ます意味が示されています(2〜4節)。またこの手紙には、主イエスの再臨を待ち望むことの大切さも示されています(1章10節/4章15〜18節)。このため初代教会の使徒パウロは、主イエスの再臨を待ち望みつつ教会生活を守ることの大切さを伝えるためにテサロニケの教会へ二通の手紙を書き送ったと考えられています。このような背景は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら主イエスの再臨に備えることは、私たちにとっても大切であるからです。この意味を心に刻み、聖書の御言葉と聖霊によって確かな信仰が授けられるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:23
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礼拝メッセージ 2020年2月2日

2020年2月2日
聖書:ユダの手紙1章17〜25節

説教題
「聖なる信仰」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


「聖なる」という御言葉は、旧約聖書が書かれたヘブライ語で「隔離する」という意味です。この意味を土台として、神が特別な方であることを伝えるために「聖なる方」という御言葉が使われるようになり、神に選ばれたイスラエルの信仰者は「聖なる者」と呼ばれるようになりました。ユダの手紙の宛先の教会には、ユダヤ教から教会へ改宗した人々が多く連なっていました。このため手紙の著者ユダは、ユダヤ人のキリスト者が神に選ばれた確かな信仰生活を歩んでいることを伝える意味で、「最も聖なる信仰」という御言葉を記したと考えられています(20節)。このような背景は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら私たちは、ユダヤ教から教会へ受け継がれた信仰の歴史の末席に連なっているからです。この意味を心に留めて、教会も私たち自身も様々な問題に直面した時には、神が旧約聖書の時代から信仰者を選び導いてこられた御業を感謝して受け入れる者とされるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:19
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礼拝メッセージ 2020年1月26日

2020年1月26日
聖書:ユダの手紙1章1〜16節

説教題
「信仰の戦い」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


主イエスにはヤコブ、ヨセ、ユダ、シモンという4人の兄弟がいました(マルコ福音書6章3節)。主イエスのすぐ下の弟ヤコブは、エルサレム教会の指導的な立場でした(使徒言行録15章参照)。年下の弟ユダは兄ヤコブを助けて、エルサレム近辺の教会を指導していたと言われています。今日の御言葉には旧約聖書の言葉が多く引用されているため、ユダはこの手紙を、ユダヤ人が多くいたエルサレム近辺の教会に宛てて書いたと考えられています。また「みだらな楽しみ」、「わたしたちの主であるイエス・キリストを否定している」という御言葉には、不信仰な人々が手紙の宛先の教会を混乱させていた様子が具体的に示されています(3〜4節)。このためユダは、混乱していた教会を助け導くためにこの手紙を書き送ったと考えられています。このような背景は、私たちにも身近な意味があります。なぜなら私たちの中にも、神の御心に背く不信仰な思いがあるからです。この意味を心に刻み、聖書の御言葉と聖霊によって神の御心にかなった教会生活を歩むように祈り合いながら、新しい週へ遣わされてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:16
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礼拝メッセージ 2020年1月19日

2020年1月19日
聖書:ヨハネの手紙三 1章1〜15節

説教題
「真理に歩む」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


「長老のわたしから、愛するガイオへ」という御言葉には、第三ヨハネ書の著者もガイオも教会の長老であったことが示されています(1節)。ガイオの教会ではディオトレフェスなる人物が問題を起こしていました(9〜10節)。このため手紙を書いた長老は、ガイオの教会を収めるためにデメトリオを遣わしました(12節)。このような背景があるため、第三ヨハネ書はガイオの教会へデメトリオを遣わした時の推薦状であったと考えられています。このような状況は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら私たちが連なっている長老制度の教会では、長老会が教会の責任を負っているからです。また長老制度の教会で問題が起こった時には、他の教会の牧師や長老が様々な配慮をすることが大切であるからです。この意味を心に留めて、私たちが真理(=信仰)に留まるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:14
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礼拝メッセージ 2020年1月12日

2020年1月12日
聖書:ルカによる福音書2章41〜52節

説教題
「神様の愛」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


ヨハネの第二の手紙全体には、「愛」と「真理」という御言葉が繰り返し書かれています。「愛」は神様の愛をあらわし、「真理」は神様を信じることを示す言葉です。二つの御言葉は、ヨハネが書いた三通の手紙にも、ヨハネの手紙より数年前に書かれたヨハネ福音書にも多く使われています。このため福音書と手紙を書いたヨハネは、神様がご自身を信じる人々を愛しておられる恵みを語り伝えるためにこの御言葉を繰り返し用いたと考えられています。このような背景は、私たちにも大切な意味があります。なぜなら神様は、ヨハネの手紙が書かれた時代と同じように、教会に連なる全ての人々を愛し続けておられるからです。この意味を心に留めて、神様の愛に守られている恵みに感謝を捧げながら、新しい年を歩んでまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:11
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礼拝メッセージ 2020年1月5日

2020年1月5日
聖書:ルカによる福音書2章41〜52節

説教題
「御子イエスとエルサレム神殿」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


今日の場面には、少年イエスがエルサレム神殿で行われた過越祭にいらした時の出来事が伝えられています。ユダヤ教の人々は旧約聖書の時代に、エルサレム神殿を中心に信仰生活を歩んでいました。しかしエルサレム神殿は、紀元後70年にローマ軍によって滅ぼされてしまいました。ルカ福音書はエルサレム神殿が滅ぼされてから数年後に書かれたため、著者ルカはこの場面によって、ユダヤ教の信仰の歴史が御子イエスを経て教会に受け継がれたことを示しています。また少年イエスの両親や周りの人々が、イエスの賢い姿に驚いていた場面には、神が私たち人間の考えを越えて救いのご計画をお進めになる御業が示されています。このような背景は、私たちにとって大切な意味があります。なぜならユダヤ教の信仰の歩みは教会に受け継がれ、教会の二千年に渡る歴史は私たちの日々の歩みにつながっているからです。また神は、私たちの考えが及ばないところで救いの御業をなさることがあるからです。この意味を心に留めて、聖書の御言葉と聖霊によって神の御心にかなった信仰の時を刻む者とされるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:07
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礼拝メッセージ 2019年12月29日

2019年12月29日
聖書:ルカによる福音書2章21〜40節

説教題
「シメオンとアンナ」

渡辺善忠牧師(要旨)
 


今日の場面には、ヨセフとマリアが幼子イエスをエルサレム神殿で神に献げたと伝えられています(22〜24節)。ユダヤ教では、子どもや動物の初子や農作物の初物を神に捧げる習慣が古代から現代まで受け継がれています。このため著者ルカは、ユダヤ教の儀礼を尊重する意味を込めてこの場面を記しました。また続く場面に登場するシメオンとアンナには、エルサレム神殿を中心に歩んでいたユダヤ教の忠実な信仰者の姿が象徴されています(25〜38節)。このため著者ルカは今日の場面全体で、ユダヤ教の良き信仰の歴史が教会に受け継がれたことを語り伝えていると考えられています。このような背景は、私たちにとって大切な意味があります。なぜなら旧約聖書の時代から始まった信仰者の歩みは、二千年に渡る教会の歴史を経て、私たちの日々の歩みにつながっているからです。この意味を感謝して受け入れ、聖書の御言葉と聖霊に導かれて神の御心にかなった時を刻み続ける者とされるように祈り合いながら、新しい年へ歩み出しましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:04
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