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礼拝メッセージ 2020年2月23日

2020年2月23
聖書:使徒言行録28章11〜30節

説教題
「歴史書と黙示録」〜新約聖書の成立〜

渡辺善忠牧師(要旨)
 


「わたしたち」という御言葉には、使徒言行録の著者ルカがパウロと一緒に行動していたことが示されています(11〜16節)。使徒言行録には「わたしたち」という言葉が使われていない場面もあるため、著者ルカは、パウロと共に歩んでいた時の記録に加えて、別の資料も用いて初代教会の歩みを語り伝えたと考えられています。また使徒言行録の締め括りの場面には、挨拶や祝福などの結びの言葉が書かれていないため、著者ルカは、初代教会の歩みが後の教会へ続くことを祈り願って、書物を閉じる言葉を記さなかったと考えられています(30〜31節)。この意味を受け継ぎ、ヨハネの黙示録には、二世代目から三世代目の教会が迫害の中で信仰を守り通したと伝えられています。使徒言行録とヨハネの黙示録にこのような背景があることは、私たちにも大切な意味があります。なぜなら「わたしたち」という御言葉には、私たちもパウロと共に歩んでいることが示されており、初代教会の歩みは二千年の時を経て私たちに受け継がれているからです。この意味を心に留めて、教会としても一人の信仰者としても伝道の働きを担うと共に、様々な困難に直面している時にこそ、信仰の歴史を受け継ぎ、伝える者とされるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。

author:sugamo-church, category:礼拝メッセージ, 16:43
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