- 礼拝メッセージ 2018年7月15日
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2018年7月15日
聖書:ヨハネによる福音書7章1〜9節
説教題
「主イエスの弟子たち」渡辺善忠牧師(要旨)
「仮庵祭」というユダヤ教の祭の時期にはエルサレム近辺に多くの人々が集まるため、主イエスの弟たちは兄の働きを公に示したほうが良いと考えてユダヤ地方へ行くことを勧めました(2〜4節)。しかし主イエスは弟たちに「わたしの時はまだ来ていない」と二回おっしゃり、ガリラヤにとどまりました(6〜9節)。「わたしの時」というお言葉は、ヨハネ福音書では、主イエスが十字架に架けられるためにエルサレムへ行く「時」という意味で用いられています。このため今日の場面には、主イエスの弟たちが兄のことをよく理解していないことが示されていると言われています。このことは、私たちにも身近な意味があります。なぜなら私たちも、人間的な考えで主イエスを理解しようとすることがあるからです。この意味を心に刻み、神の御子イエスの「時」を見出す信仰の目が授けられるように祈り合いながら、教会生活を歩み続けてまいりましょう。